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あたま 正常変異

 ①両側淡蒼球の石灰化 30 歳以下でこの所見が認められた場合は, 病的石灰化を考慮し,副甲状腺機能低下症や Fahr 病,MELAS や一酸化炭素中毒などの疾患と鑑別 を行う必要がある. ②脈絡叢嚢胞 三角部。CTではよくわからない。flair高信号のことも  ③Blake’s pouch cyst(BPC) 後頭蓋窩下部正中に嚢胞腔 1000 人に 1 人の稀な後頭蓋窩の嚢胞性奇形であり,胎児期に Magendie 孔の自然穿孔に失 敗したことによる Blake 嚢の先天的残存に起因すると考えられている.BPC の臨床症状は様々で,無症状の場 合もあれば,水頭症の臨床症状を示す場合もある ④骨腫 境界明瞭な高吸収の過骨性病変を呈する. 男性に多く,40 ~70 歳台に好発する.骨壁より無形成ないし有茎性に発育し, 通常は孤発性である.頭蓋骨では前頭骨と頭頂骨に多く,内板 よりも外板に生じやすい. 頭蓋骨に骨腫が多発している場合は,Gardner 症候群の可能性を考慮する必要 ⑤Empty sella くも膜下腔がトルコ鞍内に落ち込み,下垂体が扁平化した状態. 特発性(primary empty sella)と, 二次性(secondary empty sella)とに分類される. 特発性は,肥満・高血圧を有する女性や妊娠経験のある女 性に多い. 二次性は,トルコ鞍部腫瘍の治療後や下垂体卒中後,リンパ球性下垂体炎治療後,外傷など ⑥Sellar spine sellar spine は鞍背正中からトルコ鞍に突出する骨棘 無症状、頻度は  5000  ~  8000  例に  1  例,骨棘の長さは  4mm  程度 ⑦海綿静脈洞の脂肪 病的意義なし ⑧クモ膜顆粒 別名 pacchionian body ともいわれる.くも膜が静脈洞付近で作る憩室 加齢に従って拡 大する. クモ膜顆粒に脳ヘルニアを起こすことがある ⑨錐体尖左右差 錐体尖に含気がみられる患者の 4 ~ 7 %におい て,対側錐体骨尖部に骨髄あ...

頭蓋骨腫瘍

 ①骨髄腫 形質細胞腫 CT :辺縁の骨硬化縁を伴わない明瞭な骨透瞭像(punched- out lesion) 骨外性に均一なやや吸収値の高い軟部腫瘤を形成するのが典型 punched-out lesion鑑別:骨原発の悪性リンパ腫,Langerhans 細胞組織球症など ②脊索腫 蝶後頭軟骨結合(spheno- occipital synchondrosis)を主体に斜台背側部正中に多く発生 時に斜台上部や下 部,錐体骨尖部に発生 鑑別:斜台やその周辺部に発生する髄膜腫,神経鞘腫,浸潤性下垂体腺腫,鼻咽頭癌,軟骨肉腫, 海綿状血管腫など. 斜台発生では軟骨肉腫との鑑別が問題となるが, 脊索腫が正中で軟骨肉腫の場合は傍正中に発生することが多い ③軟骨系 頭蓋底の軟骨結合部 より発生し,特に錐体後頭裂の軟骨部より発生することが多い CT では,軟骨基質を反映した軟骨帽辺縁の石灰化,境界明瞭な骨皮質内側 から圧排するような骨侵食像(endosteal scalloping)が特徴的 特に軟骨 肉腫では点状,リング状,弧状の石灰化(ring-and-arc sign)を伴う腫瘤形成や,強い骨 破壊像を伴う濃淡のある造影効果などが認められる. 低悪性度の内軟骨腫では,画像的に 軟骨肉腫との鑑別に苦慮 鑑別:脊索腫や髄膜腫,血管周囲腫 / 孤立性線維腫との鑑別。  脊索腫は斜台正中部に多いのに対して,軟骨性腫瘍の約 8 割が傍正中部より発生 ④Langerhans細胞組織球症(Langerhans cell histiocytosis;LCH) LCHは骨髄に起源を 有する抗原提示細胞の 1 種である Langerhans 細胞が,皮膚,骨,リンパ節,軟部組織,中枢 神経などで単クローン性に浸潤する疾患で, 70%は 10 歳以下の小児に発症するが,時に高齢者でも 多臓器型と,単独臓器に限局し た単独臓器型 どっちも病型の約 80%には骨病 変の合併が認められ,扁平骨への発生が多い.好発部位としては頭蓋骨が最多で,下顎骨, 肋 骨 , 骨 盤 , 脊 椎 が そ れ ...

椎体 偽関節(骨壊死)

 骨粗鬆症の圧迫骨折 骨圧潰 圧迫骨折→骨圧潰 骨硬化、骨線維化、骨壊死を反映した異常信号 ガスや液体貯留を伴った椎体内亀裂(intravertebral cleft; IVC)を認める。これは,骨折に続発した骨壊死 および偽関節を反映 偽関節(骨壊死) ・隅角解離 limbus vertebra 椎体縁の輪状骨端の部分解離  中位腰椎レベルの椎体前上縁に認めることが多い。 成因については、①椎間板ヘルニア説、②二次骨化中心癒合不全説、③成長軟骨剥離骨折説がある。

血液系腫瘍

 ① 多発性骨髄腫: 単発なら形質細胞腫 進行が遅く骨硬化縁が少ない シンチで集積が少ない ②白血病: 脊椎の MRI では,椎体全体にびまん性の均等または不均等な異常信号がみられ,T1強調像で低信号,T2 強調像で等~高信号,STIR 像で高信号を示す.大腿骨では近位骨 幹部の骨髄内に左右対称性の異常を認め(図 3),芽球の増加に伴って異常信号域の拡大 がみられる.MRI は骨髄病変の検出に優れるが,その信号強度は非特異的で,腫瘍と過 形成骨髄を識別することはできない.骨髄内の細胞成分の多寡や異常骨髄の広がりを評 価できる MRI は,予後の予測や治療効果判定に有用である ③悪性リンパ腫: MRI は骨髄病変の検出に鋭敏で,T1 強調像で低信号,STIR 像で高信号域として認め られる.T2 強調像で低信号を示すことがあるが,これは細胞密度が高いことや骨硬化に 起因する.脊椎の骨髄浸潤では,椎体全体に浸潤しても椎体の圧潰を来さないことが多 い(図 7).骨外腫瘤は MRI で鮮明に描出され,硬膜外腔へ進展した腫瘍による脊髄圧迫の有無と,その程度の診断に有用である. ④造骨髄過形成: 造血髄過形成は骨髄脂肪を含むため,T1強調像で椎間板や骨格筋よりもやや高い信号 造血髄過形成は,骨髄脂肪と造血細胞(水成分)を有する ためopposed–phase像で信号低下を示す 鑑別は悪性リンパ腫や多発性骨髄腫など既存 の骨髄脂肪を残したまま進展する病変や,脂肪 を含む癌(腎細胞癌など)ではopposed–phase像 で信号が低下する

腸回転異常 内ヘルニア

不完全型で Ladd 靭帯、中腸軸捻転 vascular pedicle :腸間膜内の血管の収束像 whirl sign sac-like appearance  集族腸管が袋に包まれたような像 clustering  塊状の消化管集族   傍十二指腸 左側が多い  IMV と左結腸動脈下行枝が腹側に圧排される   S  状結腸間膜根部は左総腸骨動脈分岐部と左尿管 に近接して存在し,下腸間膜動脈から分岐する S 状結腸動脈が走行することがメルクマール