血液系腫瘍
①多発性骨髄腫:
単発なら形質細胞腫
進行が遅く骨硬化縁が少ない シンチで集積が少ない
②白血病:
脊椎の MRI では,椎体全体にびまん性の均等または不均等な異常信号がみられ,T1強調像で低信号,T2 強調像で等~高信号,STIR 像で高信号を示す.大腿骨では近位骨 幹部の骨髄内に左右対称性の異常を認め(図 3),芽球の増加に伴って異常信号域の拡大 がみられる.MRI は骨髄病変の検出に優れるが,その信号強度は非特異的で,腫瘍と過 形成骨髄を識別することはできない.骨髄内の細胞成分の多寡や異常骨髄の広がりを評 価できる MRI は,予後の予測や治療効果判定に有用である
③悪性リンパ腫:
MRI は骨髄病変の検出に鋭敏で,T1 強調像で低信号,STIR 像で高信号域として認め られる.T2 強調像で低信号を示すことがあるが,これは細胞密度が高いことや骨硬化に 起因する.脊椎の骨髄浸潤では,椎体全体に浸潤しても椎体の圧潰を来さないことが多 い(図 7).骨外腫瘤は MRI で鮮明に描出され,硬膜外腔へ進展した腫瘍による脊髄圧迫の有無と,その程度の診断に有用である.
④造骨髄過形成:
造血髄過形成は骨髄脂肪を含むため,T1強調像で椎間板や骨格筋よりもやや高い信号
造血髄過形成は,骨髄脂肪と造血細胞(水成分)を有する ためopposed–phase像で信号低下を示す
鑑別は悪性リンパ腫や多発性骨髄腫など既存 の骨髄脂肪を残したまま進展する病変や,脂肪 を含む癌(腎細胞癌など)ではopposed–phase像 で信号が低下する
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